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2017.2.8

複数の資格を取りやすく 医療・福祉の共通基礎課程、21年度の実現目指す 厚労省

 


《 厚労省 》

厚生労働省は7日、医療・福祉系の専門職を養成するプロセスで共通の基礎課程を創設する構想について、2021年度の実現を目指す方針を示した。来年度から検討を本格化させる。既存の制度・分野にこだわらずにサービスを提供する「地域共生社会」に向けた工程表に盛り込んだ。
 
地域共生社会の実現に向けて(当面の改革工程)
 
共通の基礎課程は、複数の資格を取りやすくするための仕掛け。1つ目の道のりで修了していれば、2つ目以降はその分の時間を短縮できる。多様化・複雑化している現場のニーズに対応できるようにすることや、限られた人材により幅広く活躍してもらうことなどが狙いだ。
 
厚労省は昨年5月、こうした考えを経済財政諮問会議で表明。政府が6月にまとめた「ニッポン1億総活躍プラン」にも書き込み、内部で調整を進めてきていた。
 

「養成課程を『縦割り』から見直す」

 
今回の新たな工程表では、「各資格の専門性の確保に配慮しつつ、養成課程のあり方を『縦割り』から『丸ごと』へ見直す」と強調。共通の基礎課程をめぐる具体的な議論を来年度から初め、2021年度を目処に導入する計画を明記した。対象となる資格としては、介護福祉士や社会福祉士、保育士、看護師、理学療法士などを想定。実際にどんな組み合わせを認めるかといった詳細は、これから協議して固めていく予定だ。
 
共通の基礎課程を設けるまでの「当面の措置」も提示した。介護福祉士や社会福祉士といった福祉系の資格を持つ人が保育士に挑戦するケースについて、カリキュラムや試験科目の一部を免除するという。「今年度中に運用改善を検討する」と説明。現在は保育士の学校を出た人が介護福祉士を目指す場合に、養成課程の一部を省略できるようになっている。
 
工程表にはこのほか、2018年度の介護・障害報酬改定で「共生型サービス」を新設したり、住民からの相談を横断的に受け付ける体制を普及させたりして、2020年代初頭には「地域共生社会」を全国展開することなどが掲げられている。


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