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介護保険最新情報Vol.609

2017.10.23

福祉用具貸与、新たな「届出コード」公表 来月請求分からレセプトに記載を

 


福祉用具貸与は来月から、介護給付費明細書に書くべき商品コードが「5桁 − 6桁」の半角英数字に統一される。厚生労働省は19日、テクノエイド協会の公式サイトで商品コードの一覧表を公表。介護保険最新情報のVol.609で周知するとともに、レセプトに誤りなく正確に記載して欲しいと改めて呼びかけた。
 
介護保険最新情報Vol.609
 
価格を徹底的に「見える化」していく −− 。厚労省が進めている福祉用具貸与の改革の方向性だ。不当な高値をつける悪質な事業者がいる、といった批判を受けてルールを厳格化することにした。商品ごとにレンタル料の全国平均額を算出したうえで、それを利用者へ説明することを事業者の義務とする。レンタル料の上限額(全国平均額 + 1標準偏差)も新たに設ける。実施は来年の10月で、レンタル料の全国平均額は来夏にも公表する予定。全商品のレンタル料をくまなく把握する作業を効率化するために、レセプトの商品コードの統一が欠かせないという。
 
商品コードの統一にあたっては、最も広く使われている「TAISコード」の形式を採用した。「TAISコード」のない商品もあるため、厚労省は「5桁 − 6桁」の半角英数字で記す「福祉用具届出コード」を新設。メーカーや輸入業者に対し、先月末までにどちらかを必ず取得するよう呼びかけていた。これまでの決まりでは、レセプトに「JANコード」やローマ字(メーカー名 − 商品名)を記載してもよかったが、11月請求分(今月貸与分)からは「TAISコード」か「福祉用具届出コード」のどちらかしか認められない。これを正確に書いていなければ、そのレセプトは審査のプロセスで弾かれ返戻されるという。
 

 暫定コードは「99999 − 999999」

 
厚労省は今回、各商品のコードの一覧表を公開。テクノエイド協会の公式サイトでエクセルファイルをダウンロードできる。リンク付きのコードが「TAISコード」で、そうでないコードが「福祉用具届出コード」だ。全部で1万6159件あり、並びは企業コード(左5桁)の若い順。備考欄のマル印は、テクノエイド協会が保険給付の対象に相応しいと判断したことを示す。エクセルファイルは今後も必要に応じて更新されていく。厚労省の担当者によると、ブラウザなどで簡単に商品やそのコードを検索できるシステムを作れるメドは、今のところたっていないという。
 
厚労省は先月末の時点で、「福祉用具届出コード」を取得する手続きの受け付けをいったん停止している。10月以降に初めて貸与される新商品で「TAISコード」のないものについては、暫定的な措置として「99999 − 999999」をレセプトに書くよう要請。「福祉用具届出コード」の付番を再開する時期については、改めてアナウンスすると説明している。
 
今回の介護保険最新情報ではこのほか、レセプトの記載要領の改正も周知した。この中では、
 
○「TAISコード」や「福祉用具届出コード」は左詰めで記載し、5桁と6桁のコードは「−(半角)」でつなぐこと
 
○ 同一商品を複数貸与している場合は、給付費明細欄の行を分けて記載すること
 
○ 付属品を併せて貸与している場合は、それぞれのサービス単位数を記載すること
 
などを求めている。

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