2025年9月12日
「今年は介護保険外サービス元年」 新たな事業者団体への加盟申請が100件超に


高齢者の生活を支える介護保険外サービスへの関心が高まっている。【Joint編集部】
事業者団体も勢いを感じている。保険外サービスの振興を目指す「介護関連サービス事業協会(CSBA)」は11日、企業からの加盟申請が100件を超えたと明らかにした。今後、更に増えていくと見込んでいる。
CSBAは今年2月に設立されたばかり。水野友喜代表理事(イチロウ株式会社代表取締役)は、「少し驚くくらいのペースで申請が来ている。全国各地から、企業の大小を問わずお問い合わせを頂いている」と話した。
そのうえで、「前向きな動きが広がる兆しではと期待している。今年が“保険外サービス元年”と呼ばれるように、協会の活動を更に展開していきたい」と意欲をみせた。
保険外サービスに関心が集まる背景には、高齢者の生活支援ニーズの拡大や介護保険制度の限界がある。今年5月に振興戦略をまとめた経済産業省の後押しも大きい。
CSBAは、保険外サービスの認知度や信頼性の向上を図り、その普及・定着に努める事業者団体だ。業界の健全な発展につながるよう、サービスの質の担保に向けたガイドラインの策定、事業者の認証制度の運営といった取り組みを今年度から開始した(*)。
* 認証制度については、第1期の認証受け付けを今年10月頃に開始する予定。