2025年9月22日
地域の介護事業者の協働を支援 小濱氏が新法人 「小規模でも協力すれば乗り越えられる」


介護経営コンサルタントの小濱道博氏が、一般社団法人ケア・ダイバーシティ・ラボを新たに設立した。10月1日から本格的に活動を始める。【Joint編集部】
法人の理念は、「1人では難しいことも、みんなで協力すれば乗り越えられる」。地域の事業者同士が手を携えることで課題を乗り越え、持続可能な経営を実現する独自の「協働化モデル」の展開などに注力する。
具体的な取り組みとしては、地域の事業所による合同の研修やBCP訓練、事務の共同化、経営基盤の強化などの後押しをあげた。
小濱氏は22日のキックオフイベントで、「小規模事業者が別々に挑戦すると負担が大きい。グループを組んでスケールメリットを効かせれば、必要な研修や各種アウトソーシング、外国人材の支援などを割安に実現でき、情報共有の場としても有効だ」と説明。「地域の仲間同士で力を合わせることが、これからの介護経営のカギになる。こうした協働化モデルを広げていきたい」と意欲をみせた。
ケア・ダイバーシティ・ラボはこのほか、DE&I経営のサポートやICT・AI活用の伴走支援、リスク管理・コンプライアンス支援、外国人材の受け入れ・定着支援など、多角的に事業を展開する方針だ。小濱氏は「職員も利用者も、誰もが尊重される介護の現場を実現していきたい」と述べた。