2026年1月28日
介護職の賃金、他産業との格差がさらに拡大 平均26.9万円=組合調査
全国の介護従事者で組織する労働組合「UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)」は28日、賃上げの進捗を把握する調査の最新の結果を公表した。【Joint編集部】
月給制で働く介護従事者の昨年7月の賃金は、平均で月26万9194円。昨年3月と比べて2.9%(7462円)上がっていた。
厚生労働省の統計に基づく全産業平均の賃金は月34万600円で、介護従事者はこれより7万1406円低い。前年(6万4689円)から格差がさらに拡大しており、介護業界の賃上げがまったく追いついていない実態が改めて浮き彫りになった。
NCCUの染川朗会長は会見で、「賃上げは進んだがその幅が不十分で、他産業との格差が拡大し続ける結果となった」と問題を提起した。そのうえで、「物価が上昇している中で、同じ生活を維持することすら困難な非常に厳しい結果」と述べ、国による賃上げ策の一層の充実が必要だと訴えた。
この調査は、NCCUが昨年8月から10月にかけて実施したもの。全国の組合員3391人の調査票を集計した。このうち、月給制で働く介護従事者は2139人。
「今の賃金に満足しているか」という質問に対しては、66.8%が「不満」と回答。物価高を踏まえて「1年前と比べて生活に変化はあったか」と聞くと、67.7%が「苦しくなった」と答えた。







