2025年5月13日
介護保険外サービスのガイドライン公表 事業者団体 認証制度を7月にも開始へ


高齢者向け保険外サービスの振興を目指す事業者団体「介護関連サービス事業協会(CSBA)」は12日、これまで策定を進めてきた生活支援サービスと配食サービスのガイドラインを公表した。【Joint編集部】
あわせて、このガイドラインを基準とした事業者の認証制度の運用を、今年7月を目処に始めると明らかにした。保険外サービスの質の担保、透明性の確保、信頼性の向上、健全な発展につなげることを目指す。
公表されたガイドラインには、例えば利用者との契約の締結、実際のサービスの提供、事業者のとるべき体制などをめぐり、留意すべき点が具体的にまとめられている。生活支援サービスのガイドラインには、事業を安定的に継続する対策、利用者の安全と尊厳の確保、相談体制の整備などについても、要点が丁寧に整理されている。
CSBAは新たな認証制度で、こうしたガイドラインに基づいて希望する事業者の審査・評価を実施し、基準を満たすところに「100年人生サポート認証」を付与していく計画。認証を得た事業者は公表・リスト化されるほか、公式ロゴマークの使用なども可能となる。
CSBAはこうした取り組みにより、利用者が保険外サービスを安心して選択できる環境を整備し、市場の拡大につなげていく戦略を描いている。