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2025年5月14日

介護職の年収、300万円未満が5割超 マイナビ調査 500万円超は数%

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《 画像はイメージ 》

マイナビは12日、運営する介護職向け人材紹介サービス「マイナビ介護職」の登録会員を対象とした調査の結果(介護職白書2024年度版)を公表した。【Joint編集部】

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介護職に現在の年収を聞いたところ、半数を超える52.4%が年収300万円未満だったと報告されている。正社員で年収500万円以上は4.4%にとどまり、他産業との格差が改めて浮き彫りになった(*)。

* 金額はともに額面の総支給額。離職中の人は前職を回答。

この調査の対象は、マイナビ介護職の登録会員976人。インターネットを通じて昨年11月から12月にかけて実施された。


国税庁の統計調査によると、給与所得者全体の平均年収は460万円、正社員に限れば530万円となっている。これと比較しても、介護職の年収が低い水準にあることがわかる。


今回の調査結果では、職場の経営状況に不安を抱えている介護職が少なくないことも明らかにされている。職場に経営難・倒産の危機を感じることがあるかとの問いに、33.6%が「ある」と答えていた。


こうしたデータを踏まえ、マイナビ介護職の事業責任者・上田倫成氏は、「介護職の半数以上が年収300万円未満であること、職場に経営難・倒産の危機を感じる介護職が3人に1人いることは、業界全体の持続可能性に対する懸念を示す」と指摘している。


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