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2025年6月6日

認知症で行方不明、1万8000人超 依然高水準 死亡の77.8%が5キロ圏内

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《 警察庁 》

認知症が原因で行方不明となる高齢者の数が依然として高い水準にある。【Joint編集部】

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警察庁が5日に公表した統計によると、2024年に届け出があった認知症の行方不明者は全国で1万8121人だった。前年から918人減少したものの、引き続き深刻な状況となっている。


行方不明となった後に死亡が確認された人は491人にのぼった。


死亡が確認された場所の内訳を見ると、河川・河川敷が115人、用水路・側溝が79人、山林が71人で、こうした捜索が難航しやすい場所が全体の54.0%を占めていた。


また、亡くなった人の77.8%にあたる382人が、行方不明となった場所から5キロ圏内で見つかっていたことも明らかになった。

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警察庁はこうした実情を踏まえ、「行方不明となった場所の周辺での死亡事例が多いことを勘案し、迅速な捜索活動を展開することが重要」と説明。「GPS機器による位置情報の把握、ドローンによる捜索などが効果的」との認識を示した。


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