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2025年7月9日

SOMPOケア、インド人材受け入れ開始 段階的に拡大 年100人規模で外国人材の中核へ

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《 日本国内の施設で研修を受けるインド人材|2025年7月撮影 》

業界最大手のSOMPOケアがインド人材の採用を始めた。今後、外国人介護人材の中核と位置付けて受け入れを拡大していく方針だ。【Joint編集部】

SOMPOケアは9日、インドで育成した6人の介護人材が今月に初めて来日し、同社に入社したと発表した。今月26日から現場に配属する予定。将来的には年間100人規模の受け入れを目指す。


SOMPOケアは昨年8月、インド政府系機関「NSDCI」と連携して介護人材の育成を現地で開始。約9ヵ月にわたり日本式介護の理解や介護用語の習得、異文化コミュニケーションなどの教育プログラムを展開してきた。昨年末には、実技研修用の「ナーシングケアラボ」も開設。来日前の実践力を高めてきた経緯がある。


現在、1期生として来日した6人は約3週間の導入研修を受講中。研修を担当する職員は、「真面目で吸収力があり、すでに現場で活かせる知識や技術を習得していると感じる」と語る。研修を受けるインド人材からは、「介護現場で働くのがとても楽しみです。日本は安心できるので生活も楽しみ」との声が聞かれた。

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これまで多くの外国人材を受け入れてきた経験を踏まえ、SOMPOケアは全ての職員にとって働きやすい職場環境づくりに力を入れてきた。外国人材の受け入れに携わる海外事業室長は、「日本とインドでは文化・慣習などの違いもあるので、そうしたことを乗り越えられるよう研修などでサポートしている。来日した人は非常に勤勉で真面目。みんな介護福祉士を目指したいと言ってくれている」と話した。


鷲見隆充代表取締役社長 CEOは、「日本は人材が不足しているが、インドには働く場所がなかなかないという実情がある」と説明。「日本の介護現場を通じてお互いの社会課題の解決につなげられたら」と述べた。


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