

厚生労働省が30日に公表した最新の統計(介護給付費等実態統計)で、全国のデイサービスの事業所数が明らかになった。【Joint編集部】
直近の今年4月審査分をみると、通所介護の事業所数は4万2656ヵ所。前年から362ヵ所減り、3年連続の減少となった。

今年も地域密着型の減少幅が大きい傾向が続いている。前年から302ヵ所減って1万8130ヵ所となり、9年連続の減少。2016年のピーク時(2万3763ヵ所)と比べ、23.7%の減少となっている。
また、これまで増加傾向にあった通常規模型・大規模型の事業所数も減少に転じた。今年は2万4526ヵ所で、前年より60ヵ所少なくなっている。
事業所数が変動する要因としては、やはり国の制度改正・報酬改定の影響が大きい。深刻な人手不足や地域の需給バランス、事業者間の競争の激化、事業者の経営方針の転換など、複合的な要因が作用しているとみられる。