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2025年8月16日

外国人介護人材、離職の半数超が「介護以外へ転職」 賃金への不満など影響=老施協調査

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《 画像はイメージ 》

外国人介護人材の離職理由で「介護以外の職種への転職」が最も多く、過去5年間で52.1%を占めていることが分かった。全国老人福祉施設協議会が公表した調査結果で明らかになった。【Joint編集部】

この調査は、外国人材を受け入れている全国の介護施設824ヵ所を対象に、今年1月から2月にかけて実施されたもの。192施設が回答(回答率23.3%)し、回答施設が受け入れている外国人材は計1177人だった。


離職理由の2位は「賃金への不満(36.3%)」、3位は「病気のため(26.8%)」、4位は「他の施設への転職(22.3%)」だった。調査結果のレポートでは、「離職には賃金の満足度が影響している」と分析されている。

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人材の定着に向けては、外国人材に限らず全ての介護職の賃上げ、職場環境の充実が欠かせないことが改めて浮き彫りになった。全国老施協は調査結果のまとめで、「今後、外国人材の定着を図るためには、国や自治体の更なる支援と職場環境の改善が求められる」と指摘している。


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