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2025年9月11日

シダックスとオイシックス、新たな給食運用モデル開始へ 完調品で介護施設の栄養・人手不足に対応

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《 シダックスとオイシックスの記者会見にて撮影|10日 》

シダックスフードサービスとオイシックス・ラ・大地は10日、新たな給食運用モデル「元気ごはん with Oisix」を今年11月から全国の介護施設などに提供し始めると発表した。【Joint編集部】

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利用者の栄養不足や調理スタッフの人手不足といった現場の課題の解消を図る。


「元気ごはん with Oisix」では、完全調理済み食品(=完調品)を活用して施設内の調理作業を大幅に省力化する。加熱のみで提供できるため、早朝の炊飯作業や複雑な調理工程などは不要。調理スタッフの負担軽減や人材確保などに役立つと睨む。


利用者の噛む力、飲み込む力に応じた食事を提供できるよう、常食・ソフト食・ミキサー食の3形態を用意。少量でも必要な栄養素が摂れる「すごカロ」シリーズも導入し、食欲が低下している高齢者にも対応する。


献立は朝昼晩の3食を45日サイクルでローテーションし、毎日異なるメニューで飽きがこないように工夫する。季節感を取り入れたイベント食も月1回提供するという。


両社は2030年3月期までに全国3000施設(*)との契約を目指す。今後、介護施設の食事提供の質向上、業務効率化に力を入れる方針だ。

* 保育施設・医療機関など介護施設以外も含む


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