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2025年10月14日

「介護職に正当な評価を」 NCCU結成25周年 処遇改善と地位向上へ団結を確認

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《 NCCU結成20周年式典|12日 》

全国の介護職で組織する労働組合「UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)」は12日、結成20周年式典を東京都内で開催した。【Joint編集部】

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「私たちの使命は今後も変わらない。健全で明るい福祉社会の建設に貢献していく」


NCCUの染川朗会長は冒頭でこう強調。「介護の仕事が人を支える、社会を支える大切な仕事として正当に評価され、すべての介護従事者が誇りと安心を持って働き続けられるよう、これからも力を尽くしていく」と決意を表明した。


NCCUは今年で結成25周年を迎える。本来、20周年式典は節目の2020年に執り行う予定だったが、コロナ禍を受けてこれまで開催を見送ってきた。今回、事態の沈静化を踏まえ「5年越しの感謝の会」としてレセプションを開催した。


式典には厚生労働省の黒田秀郎老健局長も出席。黒田局長は挨拶で、「介護業界の一層の発展のために、NCCUには引き続き活動を深めていただくことを期待している」と述べ、次のように続けた。


「厚生労働省としても、介護従事者が安心して働き続けられる環境の整備に向けて、処遇改善をはじめ、多様な人材の確保、離職防止や定着支援、生産性の向上、仕事の魅力向上などに今後とも尽力していく」

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このほか、NCCUの村上久美子副会長は壇上で、これまで国政の場で介護現場の実情や課題、介護従事者の声を繰り返し伝えてきたと説明。「これからも介護従事者の社会的地位の向上のために、一歩ずつ確実に前進していく」と意欲をみせた。


NCCUは前日の11日に定期大会を開催。来年度の活動方針の柱に組織の拡大・強化、労働条件交渉、政治活動などを据え、これらを通じて介護従事者の十分な処遇改善の実現を目指すことを確認した。


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