daiichihoki-2025.12-sp01-banner01
2025年12月9日

障害福祉グループホームの管理者、資格要件の導入を検討 厚労省 研修受講や実務経験など

このエントリーをはてなブックマークに追加
《 社保審・障害者部会|8日 》

厚生労働省は8日の審議会(社会保障審議会・障害者部会などの合同会議)で、障害福祉分野のグループホームの管理者について、新たに資格要件を導入することを検討する方針を示した。【Joint編集部】

daihatsu-2025.12-sp02-banner01

併せて、生活支援員や世話人を対象とした研修カリキュラムの開発も検討する。サービスの質の底上げを図る狙いがある。


現在、グループホームの人員配置基準で資格要件が設けられているのはサービス管理責任者のみ。管理者や生活支援員、世話人などには特段の定めがない。


厚労省は審議会で、「障害福祉サービスの実績や経験が少ない事業者の参入が増えている」と指摘。専門性の不足、支援の質の低下を懸念する声があるとした。

nttdata-article-2025.12-lead-sp-banner01

その上で、「まずは管理者の資格要件について検討する」と説明。管理者向けの研修を創設してその受講を求めることや、一定の実務経験を要件とすることを検討していく意向を示した。


委員からは、グループホームの管理者らを対象とする研修カリキュラムが「必要」と理解を示す意見のほか、要件の厳格化に伴う現場の負担増への配慮を求める声が上がった。


Access Ranking
人気記事
介護ニュースJoint