2025年12月24日
来年度の臨時改定、介護報酬+2.03% 賃上げ最大月1.9万円 政府が正式決定
政府は24日、来年度の臨時改定で介護報酬を2.03%引き上げる方針を正式に決定した。片山さつき財務相と上野賢一郎厚生労働相らが折衝で合意した。【Joint編集部】
介護分野と他分野との賃金格差を是正するため、2027年度の通常改定を待たずに臨時改定に踏み切る。来年度の予算案に約518億円の国費を追加的に計上する。
臨時改定の柱の処遇改善では、対象を「介護職員」から「介護従事者」へ広げたうえで月額1万円の賃上げを行う。生産性向上などに取り組む事業者の介護職員には月額7千円を上乗せし、定期昇給分を含めて最大で月額1.9万円の引き上げを実現する。
こうした賃上げは来年6月の「処遇改善加算」の拡充で具体化する。これまで対象外だった居宅介護支援や訪問看護、訪問リハビリテーションなどにも加算を新設する。








