厚生労働省は24日、障害者に対する虐待の実態を把握する調査の最新の結果を公表した。【Joint編集部】
昨年度の障害福祉サービス職員による虐待について、相談・通報件数が5870件、虐待判断件数が1267件となり、いずれも過去最多を更新した。
相談・通報件数は前年度(5618件)から252件増加し、虐待判断件数も前年度(1194件)から73件増加している。
厚労省の担当者は背景について、「権利擁護や虐待防止に関する意識が、職員や市民の間で浸透してきている」と説明。関係者の意識向上により、これまでは潜在化していた虐待が適切に相談・通報されるようになったとの認識を示した。
家庭での養護者による虐待については、相談・通報件数が1万1656件、虐待判断件数が2503件。いずれも過去最多を更新した。







