介護施設と家族をLINEでつなぐ「CareLoop」、距離を縮めるやさしい進化 買い物請求も面会予約もLINEで完結
介護施設と利用者の家族をつなぐコミュニケーションツール「CareLoop(ケアループ)」が機能を拡張し、より便利に、より使いやすく進化している。【Joint編集部】
今回新たに、お買い物サポートサービス「COREIL(コレイル)」との連携や面会予約機能が実装された。利用者・家族の満足度を高めるとともに、現場を支える職員の負担を軽減するツールとして、さらに注目を集めそうだ。
CareLoopは、LINEをフル活用した介護業務のDXソリューション。介護施設と利用者の家族とのやり取り、例えば請求書・領収書といった書類の送付や確認、同意取得、日々の連絡事項などを、すべてLINE上で完結できる点が最大の特長だ。
導入施設は専用の管理画面から、家族ごとにテキストや画像、ファイルなどを個別または一斉に送信できる。書類には「同意する・しない」「確認済み」などの選択肢を設けることもでき、コミュニケーションの正確な記録・管理も可能だ。印紙代や郵送費といったコスト削減にも寄与する。
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◆ 買い出しの請求も一元管理
今回の「COREIL」との連携では、職員が担っている利用者の日用品の買い出しやその請求、代金回収などの業務を効率化できるようになった。物販請求と介護請求をCareLoop上で合算して表示・管理できるため、家族は支払い内容をまとめて確認でき、利便性が向上する。施設にとっても、請求業務の一元化によって業務負担の軽減が見込める。
「COREIL」は、「スマート介護」を運営するプラス株式会社ジョインテックスカンパニーが提供する介護施設向けの買い物代行サービスで、歯ブラシやスキンケア用品、トイレットペーパーなど、日常的に必要とされる物品をオンラインで注文・納品できる。スタッフの買い出し業務を代替してくれるほか、保険外収入の確保にもつながる仕組みとして普及が進んでいる。
◆ 家族の面会、煩雑な調整が不要に
家族の面会予約機能も新たに実装された。LINEのリッチメニューや施設ホームページなどから予約ページにアクセスし、訪問者情報や希望日時を入力するだけで簡単に予約が完了。施設側は管理画面で予約状況を一元管理でき、時間帯ごとの予約枠も調整可能だ。紙や電話での対応が不要になり、職員の負担軽減につなげることができる。
こうした機能拡張により、CareLoopは介護施設にとってより実用的で、現場の課題解決に直結するツールへと進化している。開発元のクラブネッツは今後も他社とのアライアンスを広げ、介護業界に特化したDXサービスのさらなる展開を図っていく方針だ。
利用者や家族にとっても、こうした仕組みは安心・満足につながる。家族との良好な関係が築かれやすくなり、施設の信頼性や評判の向上にも寄与する。そうした積み重ねは、結果として入居の継続や紹介の増加にもつながり、事業の安定に資する好循環を生む。
ケアの現場に必要なのは、革新的なテクノロジーや技術レベルを追求した機能ではなく、人と人の確かなつながりを下支えする仕組みだ。CareLoopは今、その役割を静かに、しかし着実に果たし始めている。
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