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2025.10.24 》

迫りくる単身社会の大波 介護事業者の新たな価値と進むべき道 介護経営学会が学術大会を開催へ

1人暮らしの高齢者の増加と働き手の減少が同時に進む社会をどう支えるか。介護経営の最前線の課題が真正面から論じられる。【Joint編集部】


日本介護経営学会が11月16日に第21回学術大会を開催する。テーマは「単身社会とすまい支援 〜生活支援と介護経営〜 」。大会長は学会理事で日本社会事業大学専門職大学院教授の井上由起子氏が務める。

※ 学術大会の詳細・お申し込みはこちら↓から

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急速に進む単身化に焦点を当てた。家族による生活支援が縮小し、住まいや生活の様々な課題、看取りなどに1人で向き合う高齢者が増えている。


利便性の高いエリアへの移住や孤立・孤独の解消、身元保証、死後事務、家じまいといった新たなニーズが台頭するなかで、介護サービス事業はどう進化を遂げればいいのか。来たるべき未来を見つめ、バックキャストで当面の打ち手を考えたい。


今回の学術大会では、こうした社会構造の大きな変化を高解像度で捉えつつ、1人暮らしの高齢者が直面する課題、それを踏まえた政策、経営、実践などが立体的に議論される。厚生労働省や研究機関、社会福祉法人などから多くの専門家が登壇する。「すまい支援」を1つの切り口とし、介護経営の新たな価値、進むべき方向性、具体的な戦略などをじっくり考える絶好の機会となりそうだ。

《大会概要》
日時|2025年11月16日(日)13:00〜17:00
会場|学研ビル3F 大ホール(東京都品川区西五反田2-11-8)/Zoomウェビナー同時配信
大会長|井上由起子氏(日本社会事業大学専門職大学院教授)
テーマ|「単身社会とすまい支援 〜生活支援と介護経営〜 」

《主なプログラム》
◆講演1
沢村香苗氏(株式会社日本総合研究所創発戦略センター シニアスペシャリスト)
「単身高齢者の生活上の課題と、今後のサービス・支援の広がりの可能性」


◆講演2
落合明美氏(厚生労働省老健局高齢者支援課 居住福祉専門官)
「高齢者住まい施策の動向 〜特に有料老人ホームのあり方を中心に〜 」


◆大会長講演
井上由起子氏
「住まいを基点とした生活支援と介護事業の接続」


◆パネルディスカッション
座長:井上由起子氏
パネリスト:陶山慎治氏(社会福祉法人悠々会 理事長)/濱野賢一氏(社会福祉法人桑の実会 理事長)/木村祐介氏(株式会社学研ココファン 常務取締役)/岡本拓也氏(株式会社LivEQuality大家さん 代表)/日野康之氏(UR都市再生機構 ウェルフェア推進部長)


※ 同日17:30からは「研究交流会」も予定されている。

参加には会場・オンラインいずれも申し込みが必要。申し込みは公式サイトの専用フォームから行う。締め切りは11月7日。


学術大会の事務局は、「単身社会における住まい支援、生活支援と介護経営の新たな方向性を皆さんと共に考えたい」と広く参加を呼びかけている。

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