2025年12月22日
ケアプラン連携システム、来年度も無料を継続 厚労省方針
介護サービス事業所同士のケアプランなどのやり取りをオンラインで効率化するケアプランデータ連携システムについて、厚生労働省は来年度も無料を継続する方針を決めた。【Joint編集部】
厚労省は今年6月から、全国すべての事業所を対象に年間2万1000円のライセンス料を0円とする「フリーパスキャンペーン」を、1年間の導入促進策として開始した。
来年5月末に期限を迎えた後の料金はどうするのか ーー 。ケアプランデータ連携システムの導入が補助金や加算の要件として位置付けられるなか、介護現場の関係者の関心が高まっていた。
厚労省は今年度の補正予算に、ケアプランデータ連携システムを引き続き無料とするための経費を計上。17日に閉幕した臨時国会でこれが成立したため、来年度も無料を継続できる環境が整った。
厚労省は現在、介護に関する情報を1つに集約して関係者がいつでも閲覧・共有できる「介護情報基盤」の整備を進めており、ケアプランデータ連携システムもこれと統合する計画だ。
今後はこの進捗状況を見つつ、ケアプランデータ連携システムの料金負担が事業所にできるだけかからない対応を検討していく。関係者が明らかにした。







