2026年1月28日
介護の賃上げと生産性向上の「セット推進」に警鐘 NCCU染川会長 中小淘汰を招くと懸念
全国の介護従事者らで組織する労働組合「UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)」の染川朗会長は28日の会見で、国が進める賃上げ策の方向性に疑問を呈した。【Joint編集部】
賃上げと生産性向上や職場環境改善などをセットで進めようとする手法について、投資余力のない中小の事業者がついていくことができず、地域の介護サービス基盤が失われかねないと警鐘を鳴らした。
染川会長は会見で、「システム導入などの投資ができるところとできないところの差が、働く職員の賃金の差につながってしまう」と指摘。賃上げの要件が事業者間の格差を固定化させると問題を提起した。
続けて、「大手は投資ができるかもしれないが、地域の介護サービス基盤を支えているのはほとんどが中小の事業者だ」と強調。「投資ができずに大手との賃金格差が広がれば、中小は人材を確保できなくなってさらに窮地に追い込まれると危惧している。それは地域にとってマイナスではないか」との見方を示した。
そのうえで、「生産性向上はもちろん進める必要があるが、賃上げとは分けて行うべきだ。それぞれ独立してしっかりとした対策を講じてほしい」と訴えた。







