2026年10月23日
介護現場の事故報告、様式の見直し案を公表 厚労省 来年4月頃から新システム稼働へ
厚生労働省は21日、介護現場で事故が発生した際に使う報告様式の見直し案を公表した。介護保険最新情報Vol.1548で関係者に広く周知した。【Joint編集部】
見直し案では例えば、事故の原因分析と再発防止策を整理して記載できるよう、記入欄の構成が変更された。自由記載が中心だった従来の形式から、次の7つの観点ごとに項目を設ける形に改められている。
● 利用者の行為・状態変化
● 組織運営体制
● マニュアル・手順
● 環境・設備
● 介護技術
● 職員間の連携・情報共有
● その他
見直し案ではこのほか、事故の種別に熱中症、溺水、火傷、利用者間トラブル、所在不明などが追加された。発生場所の選択肢も細分化されている。
また、事故前の利用者の心身の状態を書き込む欄が設けられ、発生時の状況や対応などは時系列で記載する形に見直された。
厚労省は今後、介護現場の事故報告を一元的に扱う「事故情報報告システム」を新たに整備し、来年4月頃からの稼働を予定している。様式案は新システム稼働後の入力フォームに反映する。現在も細部を調整中だが、来年度からの事務に備えられるよう「現時点の案として示した」という。
昨年12月にまとめられた審議会(社会保障審議会・介護保険部会)の意見書を踏まえた取り組み。全国の事故の情報を収集し、その傾向や原因などを分析したうえで、得られた知見を現場に還元するサイクルを作ることで、再発防止とサービスの質の向上につなげる狙いがある。










