厚生労働省は来年度の介護報酬改定で、居宅介護支援の基本報酬を引き上げる。【Joint編集部】
見直しは以下の通り。要介護1と2で10単位、要介護3以上で13単位上がる。居宅介護支援事業所が直接指定を受けて担う場合の介護予防支援費は、472単位とされた。
厚労省は22日の審議会(社会保障審議会・介護給付費分科会)で、4月1日から適用する新たな単位数を明らかにした。
居宅介護支援事業所の経営の安定化、ケアマネジャーの処遇改善などにつなげる狙いがある。逓減制が適用された後の居宅介護支援費(ii)や(iii)も、それぞれ引き上げとなる。
政府は昨年末、来年度の改定で介護報酬を全体として1.59%引き上げ、うち0.98%を介護職員の賃上げに充てる方針を決定。残りの0.61%を各サービスの基本報酬などに振り分け、これで介護職員以外の職種の処遇改善も実現する考えを打ち出していた。