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2024年12月7日

石破首相、訪問介護の人材不足は「尋常ならざる事態」 国会で「認識は強く持っている」

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《 石破茂首相|2024年10月撮影 》

石破茂首相は6日の参議院予算委員会で、訪問介護のサービスを支えるホームヘルパーの人材不足について、「ただごとならざる尋常ならざる事態であるということは、現場に行けば分かる」と言明した。【Joint編集部】

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「処遇を改善しなければ人は来ない。保険料なのか公費なのか、その原資をどこに求めていくかが議論の本質」とも述べた。


立憲民主党の森本真治議員の質問に対する答弁。


政府は今年度の補正予算案に、介護現場へ支給する新たな補助金を創設するための財源を盛り込んだ。介護職員1人あたり5.4万円規模の一時金を支給したり、訪問介護事業所の人材確保や経営改善を後押ししたりする方針を示している。


森本議員は参院予算委で、ヘルパー不足の深刻さを重ねて強調。今年度に訪問介護の基本報酬を引き下げた政府の判断をただすとともに、来年度以降さらに追加的な賃上げを実施すべきと訴えた。


これに対し石破首相は、「非常に人材が不足している、大変なことだという認識は強く持っている。厚生労働省も最大の関心を持って取り組んでいるので、さらに検討を加速させるようにする」と応じた。


また福岡資麿厚労相は、「処遇改善に加えて現場の生産性を上げる、効率性を上げることで職員の負担を減らすということも併せてやっていかなければいけない。総合的な取り組みで人材確保に努めていきたい」と説明した。


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