![](https://www.joint-kaigo.com/wp-content/uploads/2022/11/ae62f57e97b49c43b43e28ce65421f51-1024x614.jpg)
![](https://www.joint-kaigo.com/wp-content/uploads/2022/11/1bd8d343b7210b9cebbc2230dba7376b-1024x1024.jpg)
厚生労働省は30日、2020年度の国民医療費が42兆9665億円だったと公表した。【Joint編集部】
過去最高だった前年度の44兆3895億円から1兆4230億円(3.2%)減少した。減少は4年ぶり。厚労省の担当者は要因について、「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う受診控えなどが影響した」と説明している。
国民医療費は、保険対象となるケガや病気の治療のために全国の医療機関へ支払われた費用の総額。医科・歯科の診療費のほか、薬局の調剤費、訪問看護の費用なども含まれる。一方、保険外の先進医療や妊娠・分娩、健康診断、予防接種などの費用は対象外だ。
コロナ禍で大きな落ち込みをみせたものの、国民医療費は長期的に右肩上がりの傾向にある。10年前の2010年度(37兆4202億円)からは5兆5463億円の増加。2020年度の介護費の総額は10兆7783億円で、それと比べると約4倍の規模となっている。