【七種秀樹】満足度8割超! ケアマネのステップアップを支える生涯学習体系研修、来年度から刷新・負担減へ
日本介護支援専門員協会では、令和3年度より「生涯学習体系研修制度」を開始し、これまで600名以上の方に受講していただきました。【七種秀樹】
生涯学習体系研修は6段階で構成し、受講者は新人から指導者までをイメージしています。実践者クラスを4段階、指導者クラスを2段階として、各段階を修了した介護支援専門員には、当協会がA級認定からマスター上級認定までを付与しています。
これらの研修の内容は、受講後アンケートで満足度80%以上と高い評価をいただいています。これは、現場で即戦力となる知識と技術の習得に焦点を当てたカリキュラムと、質の高い講師陣による指導の結果です。
この生涯学習体系研修を実施するにあたり、当協会の方針としているのが以下の3点です。
① 初任者向けの「実践者レベル1」から、指導者・育成者を目指す「指導者レベル2」まで、それぞれのキャリアと習熟度に応じてステップアップできる明確な道筋を提供する。
② オンライン形式を採用しつつも、講師や受講者同士でのグループワークを充実させ、知識を得るだけではなく、実践的な思考力や技術を身につけられるようにする。
③ 経験豊富な指導者や、ケアマネジメント以外の専門分野の研究者や専門職を講師として招へいする。本研修の修了者(指導者レベル1以上)も講師として登壇しており、学習効果を熟知した仲間からの指導が受けられるようにする。
さらに、この生涯学習体系研修は来年度から、受講される方にとってより効果的で、より負担が少ない研修となるよう、カリキュラムや開催方法を見直すことにしています。またその内容は、より実践的かつ専門性の高い科目を中心に再構成しました。
ケアマネジメント業務は多様な専門的知識と、それを活かす豊富な経験の中で醸成されたスキルが必要です。近年は多様なニーズの増加や社会資源の細分化により、個々の利用者のニーズと社会資源とを的確にマッチングできるケアマネジメントの専門性が一層求められます。
介護支援専門員の皆様が、自信をもってケアマネジメントを行うために、この生涯学習体系研修をぜひご活用いただければと思います。
今後の研修の実施概要、受講要件などの詳細につきましては、当協会ホームページにて随時公開しています。皆様のスキルアップにお役立てください。









