2025年12月18日
「財務省をねじ伏せる」 来年度の医療・介護の報酬改定へ自民議員が緊急集会
自民党の有志議員らが18日に党本部で緊急集会を開き、医療・介護・障害福祉の来年度の報酬改定に向けた決議を採択した。【Joint編集部】
決議では、介護・障害福祉従事者の賃金について「他産業の平均と遜色ない水準」を目指すと明記。先に成立した今年度の補正予算による支援策を「上回る賃上げ」を行うよう強く求めた。
また、事業所・施設を苦しめる物価高騰への対応も、一時的な措置ではなく、経営の安定に確実につながる継続的な支援が必要だとした。
緊急集会に出席した自民党の鈴木俊一幹事長は壇上で、「物価高や賃金増などの影響で、介護事業者らの経営は大変厳しい状況にある」との認識を示した。そのうえで、来年度の報酬改定について、「経営の安定や幅広い職種の賃上げにつながるよう、十分な改定率を確保しなければならない。全力で取り組んでいく」と述べた。
また、田村憲久政調会長代行は「財務省をねじ伏せなければならない。腹をくくって、我々が最後まで体を張って戦い抜く」と気勢を上げた。今後、政府への働きかけをさらに強める方針だ。








