2026年3月24日
障害福祉の「協働化」事例集を公表 小規模事業所が人材確保や研修などで連携 負担軽減に=厚労省
厚生労働省は、小規模な障害福祉サービス事業所が力を合わせて課題解決にあたる「協働化」の取り組みをまとめた事例集を新たに公表した。【Joint編集部】
現場の人材確保や経営基盤の強化に向けたヒントとして、全国の自治体や関係者へ広く周知を図っている。
障害福祉の現場を取り巻く環境は、人手不足の深刻化や長引く物価高騰などで一段と厳しさを増している。
今後、将来にわたって地域に必要なサービスを安定的に提供していくために必要なことは何か。有効なアプローチのひとつとして、個々の事業所の枠を超えた取り組みの重要性がさらに高まるとみられている。
厚労省は、単独の小規模な事業所ではなかなか対応が難しい経営課題であっても、地域の事業所がグループで向き合えば乗り越えられることもあると説明。「創意工夫を生かしたより効果的・効率的な取り組みが可能になる」と呼びかけている。
障害福祉分野の生産性向上・手続き負担の軽減に関する厚労省の公式ページはこちら
今回示された事例集は、昨年度と今年度に実施された国のモデル事業の成果をまとめたもの。例えば、複数の事業所が人材確保につなげるため、共通フォーマットのPR動画やパンフレットを共同で制作し、事務作業と費用負担を軽減できたケースが紹介されている。
また、職員向けの研修を合同で開催することで企画・準備の負担を緩和しつつ、法人の垣根を超えたネットワークの構築やバーンアウトの防止につなげたケースも報告されている。
厚労省は現場の関係者に対し、事業所の経営課題の解決策を検討する際などに事例集を参考にするよう呼びかけた。
あわせて、先行して作られている介護分野の「協働化・大規模化ガイドライン」も紹介。障害福祉の分野でも役に立つとして、積極的な活用を促している。








