人型の介護助手ロボット、多くの大手事業者が開発協力 今夏から施設で実証テスト開始へ
人型の介護助手ロボットの導入に向けた介護施設での実証テストが、いよいよ今夏から始まる。【Joint編集部】
人の生活を支援する安全なヒューマノイドの導入を推進する株式会社Enactic(エナクティック)が24日、全国80以上の介護事業者と開発協力に関する基本合意書(MOU)を締結したと発表した。
業界の有力プレーヤーが多くこのプロジェクトに参画する。学研ココファン、セントケア、さわやか倶楽部、チャーム・ケア・コーポレーション、HITOWA、ヒューマンライフケア、リビングプラットフォーム、桜十字、善光会、元気村グループ、慶生会など、幅広い大手が開発パートナーに名を連ねた。
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人型の介護助手ロボットが担うのは、清掃や洗濯、下膳、備品補充、物品搬送といった日々の周辺業務だ。介護職の負担軽減、深刻化の一途をたどる人手不足の解消につなげる構想で、専門職らが利用者のケアなど「人にしかできない業務」により集中できる環境の整備を目指す。
エナクティックは開発プロセスで介護職の目線を重視。介護施設でヒアリングを重ねるほか、業務フローや負担の大きい作業、通路幅・段差、収納位置などを調べ上げ、現場のリアルを設計に反映させていく。

今夏からの実証テストでは、まず人型の介護助手ロボットの遠隔操作による周辺業務の実施からスタート。その後、対応できる周辺業務の範囲を段階的に拡大し、今年末頃を予定している導入テストで自動化に向けた検証を進めていく方針だ。
全国介護事業者連盟の斉藤正行理事長は、「日常的な周辺業務は大きな負担となっており、利用者のケアにあたる介護職の業務を圧迫している」と説明。今夏からの実証テストについて、「日本発の人型の介護助手ロボットとして、唯一無二の可能性を秘めたチャレンジ。大いに期待している」とのコメントを寄せた。








