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2022年12月15日

後期高齢者の医療保険料 2024年度から段階的に引き上げ 厚労省 75歳以上の40%が対象

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《 厚労省 》

75歳以上が加入する「後期高齢者医療制度」をめぐり、厚生労働省は15日に今後の見直しの内容を決めた。【Joint編集部】

低所得者に配慮しつつ、年収が一定以上の高齢者の保険料を2024年度から段階的に引き上げる。対象は年収153万円以上。後期高齢者全体の約40%が該当する。


厚労省はこうした見直し案を、15日の社会保障審議会・医療保険部会で提案。委員から大筋で了承を得た。今後、来年の通常国会に関連法の改正案を提出する方針だ。


個々の支払い能力に応じた負担を求めることで、膨張する医療費を全世代で公平に支え合う性格を強める狙い。こうした理念のもとで、「出産育児一時金」の費用の一部を後期高齢者に負担してもらう仕組みを、2024年度から新たに導入することも決定した。


後期高齢者の高所得者の場合、現行で66万円に設定されている保険料の年間の上限額が、2024年度から段階的に80万円まで引き上げられる。それ以外の年収153万円以上の人も、同じく2024年度から段階的に保険料が増額される。


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