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2023年1月27日

老施協が全国大会 平石会長、介護職の処遇改善の必要性を強調 「何とかして賃上げにもっていきたい」

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《 挨拶する全国老施協・平石朗会長 26日 》

特別養護老人ホームの経営者らで組織する全国老人福祉施設協議会は26日、栃木県宇都宮市で全国大会・研究会議を開催した。【Joint編集部】

平石朗会長は開会式での挨拶で、記録的な物価の上昇が足元で生じていること、政府がインフレ率を超える賃上げを促していることなどを踏まえ、介護職員の賃金を引き上げることの重要性を強調した。


「介護職員の給与は介護保険で決まる。我々がいくら努力しても限界がある。やはり最終的には、介護に対する国民の理解・支援がなければなかなか介護報酬は上がらない」と指摘。次の2024年度の報酬改定を念頭に、「この国の介護を守るために、何とかして賃上げにもっていきたい。この国の介護をしっかり支えることの必要性について、関係団体と連携して広く国民に訴えていきたい」と述べた。

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この日の開会式では、「介護新時代への前進」をテーマとする大会宣言を採択。具体的には、


○ 介護現場の生産性向上を目指し介護ICT実証モデル事業の推進、および「LIFE」への取り組みにより科学的介護の深化を図ることで、「介護現場の革新」を実現する


○ 介護・福祉人材の安定的な確保に向け、業界の信頼度を高めていくよう努める


○ 介護・福祉現場の声に真摯に耳を傾け、利用者・家族・事業者・地域の様々なニーズへの対応に全力を注ぐとともに、介護・福祉現場の活性化に向けた政策提言を行う


などの方針を確認した。


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