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国立社会保障・人口問題研究所は26日、「日本の将来推計人口」の最新版(令和5年推計)を公表した。【Joint編集部】
およそ50年後の2070年の人口(中位シナリオ)は表の通り。現役世代が約3000万人も減り、子どもは概ね半数となる。
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◆ 高齢者数ピークは2043年
2070年の総人口は、2020年比でおよそ3割減の8700万人。1億人を下回るのは2056年と見込まれている。
高齢者数のピークは2043年の3953万人。現役世代の急減に伴い高齢化率は一貫して上昇していき、2070年には38.7%に達する。
この推計は、国立社会保障・人口問題研究所が5年ごとに実施しているもの。今回は2020年の国勢調査の実績値を出発点として、出生や死亡、国際的な人の移動などの動向について現実的な仮定をおいたうえで、来たるべき将来像を描いている。
少子高齢化が加速度的に進んでいくことが改めて鮮明になった形。各産業を支える人材をどう確保していくか、医療、介護、年金といった社会保障制度をどう改革していくか、が非常に大きな課題となる。
政府は「異次元の少子化対策」を進める構え。ただ、必要な財源の捻出などが難しく成果をあげられるかどうかは不透明だ。