2023年5月23日
AIがケアプランを提案し、ケアマネがそれを確認・承認する流れに=ケアテック協会提言
![](https://www.joint-kaigo.com/wp-content/uploads/2023/05/4683e43f5290bae752988401a0df7d15-1024x614.jpg)
![](https://www.joint-kaigo.com/wp-content/uploads/2023/05/85091effb70b3f66f38c7cb52cb38eb1-960x1024.jpg)
介護現場で活かすソリューションの開発企業などで組織する「日本ケアテック協会」が先週、自民党のケアテック活用推進議員連盟(丸川珠代会長)に「介護DXに向けた提言書(案)」を提出した。【Joint編集部】
ケアプランの作成を後押しするAIの活用を促す内容が盛り込まれている。
AIが様々なデータを基にケアプランの素案を提示し、その内容をケアマネジャーが確認、修正、承認するプロセスを前提にすることを提案。ケアマネの業務負担の軽減につながるほか、ケアプランの質のばらつきも抑えられると主張した。
ケアテック協会は、「ケアプランの内容は介護支援専門員の経歴、経験などに依存しており偏りもある」と指摘。鹿野佑介会長は会見で、「ケアテックとケアマネジャーが連携してケアプランを作成していくことができれば、業務負担の軽減にもつながる」と説明した。
提言書ではこのほか、要介護認定の一次判定の精度をセンサーによるモニタリングなどで効率的に高めることを提案。ケアテックの活用を前提とした介護現場のオペレーションのフォーマットに対応した介護報酬、基準の設定なども求めた。