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2024年4月23日

ケアマネ法定研修の受講料を全額補助 武蔵野市 本人へ直接支給 新年度から

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(武蔵野市役所)

東京都武蔵野市は新年度から、介護支援専門員の法定研修の受講料を全額補助する独自策を新たに開始した。【Joint編集部】

市内の事業所・施設に勤務している人が対象。今月1日以降に受講を開始・修了した法定研修の受講料について、ケアマネジャーが自ら負担した分を本人へ直接支給する。修了日から3年以上続けて、市内の事業所・施設で働く予定となっていることを要件とする。


武蔵野市の新たな補助制度は、「介護人材確保・定着支援金」。目的はその名の通りで、介護サービスを安定的に提供できる体制の整備につなげる狙いがある。厳しいケアマネ不足の緩和に向けた施策の一環だ。

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ケアマネの確保策をめぐっては、東京都が新年度から複数の新たな事業を展開し始めるなど、以前より積極的に取り組む自治体が増えてきた。人材不足が深刻化していることの裏返しと言える。自治体の財政力、地域格差に伴う不公平が生じないよう、全国一律の思い切った施策を講じるよう求める声も出ている。


武蔵野市の補助制度は、法定研修の修了日から3ヵ月以内に市内の事業所・施設で働き始める人も活用できる。自費負担となった受講料を本人へ直接支給する形が個性的だ。研修受講を目的とした一定の手当などが事業所・施設から出ている場合は、その分を差し引いた額が支払われる。


武蔵野市は既に、希望者用の電子申請の入力フォームを公式サイトで公開した。必要書類など申請方法もあわせてアナウンスしている。


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