日本ケアマネジメント学会の第25回研究大会が5月23日、24日の両日に福井県福井市で開催された。【Joint編集部】
今回は「暮らしを耕すケアマネジメント 〜いのち・日常・環境にかかわるケアマネジャーの仕事を考える〜 」をメインテーマに掲げた。
初日の23日には、福井県医師会会長の池端幸彦氏による基調講演「これからのケアマネジャーの使命」や、福井県立大学名誉教授の奥西栄介氏による大会長講演「暮らしを耕すケアマネジメント」が行われた。
また、食事・嚥下ケアや認知症ケア、障害者ケア、ヤングケアラーへの対応など、複雑化・複合化する今日的な課題をテーマとした多彩なシンポジウムやワークショップ、口頭発表が展開された。
学会の理事長を務める国際医療福祉大学大学院教授の白澤政和氏は、「新たなケアマネジメントの可能性を探る」と題した講演の中で、介護報酬の給付対象とならない業務をケアマネジャーが担っている地域の状況にも言及。ケアマネジメントの一時的・代替的な機能について、その重要性を指摘しつつ、「ケアマネジャーの仕事ではないとは言えない」との認識を示した。
そのうえで、「そこに介護報酬がつかないところに課題がある。介護報酬上の議論をきちんと主張することが必要だ」と述べた。白澤氏はこのほか講演で、AIには代替できないケアマネジャーの専門性・創造性の追求、高齢者の強みに着目する「ストレングスモデル」の実践、本人の生きがいの支援など、多角的な視点から今後のケアマネジメントの可能性を展望した。








