8月22日、23日の2日間、「第20回日本介護支援専門員協会全国大会inおかやま」が開催されました。【山田剛】
会場は岡山駅からすぐ。さすが「晴れの国・岡山」、心配された雨も大丈夫でした。
今回、何度も頭に浮かんだのが「プロって何だろう」という問いです。
きっかけは、全国大会の中で披露された柳家花緑師匠の落語でした。会場の空気を我が物にして、笑わせ、聴かせる。理屈抜きに「プロの凄み」を感じました。
ところが、続く講演で語られたのは「頑張らない生き方」。花緑師匠はオリンピックを例に、次のようなお話をされました。
銅メダルを取れば次は銀、銀が取れたら次は金、金なら次は2連覇と続いていく。「ないもの」を追えば、「まだ足りない」は終わらない。一方、「感謝」は「あるものを見ること」。「努力」や「必死」とも距離を置いている。
なるほどと思う一方で、「では、あの落語は何だったのだろう」とも思いました。
あの芸はいったい何によってつくられたのか。あの境地に至るまで、そして今も、めちゃくちゃ頑張り、必死に努力しているのではないか。
「頑張らない」ということも、簡単な話ではなさそうです。
そこでふと、元中日ドラゴンズの山本昌さんの「置かれた環境で花を咲かす」という考え方が頭に浮かびました。
今あるものに目を向け、できることを積み重ねる。花緑師匠のいう「感謝」と、どこかでつながっているような気がします。
これは「利用者の強みを見る」ことにも通じます。私たちは、本当はわかっているはずなのに、つい、相手のできないことや足りないこと、問題ばかりにとらわれがちですよね。
岡山県介護支援専門員協会の皆さんも印象的でした。とにかく楽しそう。それでいて統率が取れ、それぞれが役割を過不足なく果たしている。これもまた、一つの「プロの仕事」です。
白澤政和先生の講演でも、研修で手法を学ぶこと自体が目的になっていないか、「シャドウワーク」とひと括りにして簡単に仕事を線引きしてよいのか、と考えさせられました。
そして、最初の問いに戻ります。
岡山で答えが見つかったわけではありません。分からないことを、分かったつもりにせず考え続ける。それもプロの仕事なのでしょう。私たちの仕事からも、花緑師匠の落語に感じたような「プロの凄み」が伝わり、利用者や家族に「さすがプロだ」と思ってもらえたなら本望です。
最後に、来年の全国大会は茨城です。茨城県協会の皆さんが、きっと素晴らしい大会をつくってくれるはずです。茨城で、みんなで考え、語り、楽しみましょう。











