【能本守康】ケアマネジャーのための「ケアプラン点検の手引き」年内発刊へ! 双方の質を高める活用ノウハウ
現在、日本介護支援専門員協会では、介護支援専門員による、介護支援専門員のための「ケアプラン点検の手引き」を作成しています。【能本守康】
正式なタイトルはまだ決まっていませんが、この手引きの目的は、点検者・非点検者双方の質の向上を目指すことにあります。介護支援専門員同士が、ケアプランなど日常業務で活用している帳票類を参考にして、以下の視点から適切な点検を行います。
● ケアマネジメント・プロセス(業務の一連の流れ)に沿っているか
● 利用者や家族とどのように接しているか
● どのような支援を実施しているか
ケアプラン点検は制度上、市町村などが実施する「地域支援事業」に位置付けられており、市町村の職員らによって実施されています。
現状の課題としては、市町村ごとの対応の標準化が図られておらず、実施方法が様々である点が指摘されています。
ケアプラン点検は、厚生労働省などの資料によると、介護支援専門員とケアマネジメントの質の向上を図ることが目的とされています。しかし実態としては、運営指導的な視点から実施されるケースもあり、そこで業務内容の不備が発覚して介護報酬の返戻に至る例も報告されています。
また、ケアプラン点検はケアプランなどの帳票類に沿って実務内容を助言していく流れとなるため、点検者にはケアマネジメントの質的知識が求められます。
しかし、市町村の職員が必ずしもその知識を有していないこともあり、ケアプラン点検の質的側面において課題となっています。
今回、協会が発行する手引きは、市町村などによるケアプラン点検を主な対象とするものではありません。制度的な位置付けのケアプラン点検以外でも、平時の業務内において、日常的にケアプラン点検を実施するための具体的な方法や留意点などをまとめるものです。
上記のように、ケアプラン点検はケアマネジメントの質的向上を図ることが目的ですので、専門職同士で行うことがより効果的といえます。
新たな手引きに、介護支援専門員同士で実施する際の実施方法や留意点などを掲載することで、介護支援専門員であれば、どこでも誰でも標準的なケアプラン点検が可能となることを目指しています。
特に、主任介護支援専門員の皆さまには、この手引きに基づいた標準的かつ質の高いケアプラン点検が可能となるよう目指していただきたいと期待しています。
現在、編集作業が終盤に差し掛かっています。発刊は年内を予定しています。介護支援専門員の皆さまはもちろんのこと、担当される市町村の職員の皆さま、多職種の皆さまにも、ぜひお手に取っていただきたい一冊です。ご期待ください。









